LitespeedがおすすめするCDNマッピングを利用してサブドメイン経由で静的コンテンツを提供する

CDNマッピングを利用してサブドメイン経由で静的コンテンツを提供する

CDNマッピングを利用してサブドメイン経由で静的コンテンツを提供すると、Web サイトのパフォーマンスと最適化の向上など、さまざまなメリットが得られます。画像を CDN にオフロードしたり、別のドメイン経由で特定のファイル拡張子を提供したりできます。

しかし、これは WordPress 用 LiteSpeed Cache プラグイン (LSCWP) ではどのように機能するのでしょうか。詳しく見てみましょう。

LSCWP を使用すると、画像、JavaScript、CSS ファイル、または定義した任意のファイル拡張子などの静的コンテンツをオフロードして、サブドメインから提供できます。

これには、主に 2 つの手順があります。

• ホスティング サーバーでサブドメインを設定する
• 新しいサブドメインを使用するように LSCWP を構成する

手順 1: サブドメインを作成する

静的コンテンツを提供するサブドメインを設定するのは簡単なプロセスで、すべてのホスティング パネルで実行できます。経験豊富なシステム管理者であれば、カスタム サーバーでも実行できます。

ここでの目標は、サブドメインをメインの Web サイトとまったく同じディレクトリにポイントし、静的ファイルに正しくアクセスできるようにすることです。

cPanel を使用してサブドメインを設定する方法の例を次に示します。

1.1 cPanel でサブドメインを作成する

1. サブドメインを追加するアカウントを使用して cPanel にログインします。
2. [ドメイン] セクションの [ドメイン] をクリックします。
3. [新しいドメインの作成] ボタンをクリックします。
4. [ドメイン] テキスト ボックスにサブドメイン名 (cdn.example.com) を入力します。
5. [ドキュメント ルート (/home/username/public_html) を “example.com” と共有する] オプションを選択します。サブドメインに共有ドキュメント ルートを使用すると、静的コンテンツを配信するときに便利です。複数のディレクトリに重複することなく、静的ファイルを簡単に管理および更新できるためです。
6. [送信] ボタンをクリックします。

※ロリポップでの追加

1. 左メニューからサブドメイン設定

2. 公開（アップロード）フォルダをそのまま（空白）にして作成

3. 「公開（アップロード）フォルダ」が”ルートディレクトリ”となるのでそのまま設定（複数ドメインある場合はフォルダ名がいくつかあるのでそれぞれのドメインを指定）

1.2 CORS ヘッダーの追加

サブドメインが本来ドメイン向けのファイルを提供できるようにするには、ほとんどの一般的なブラウザでドメインの CORS ヘッダーを設定するように求められます。

CORS ヘッダーの設定は、スタックによってはやや複雑になる場合があります。.htaccess を完全にサポートする Litespeed Enterprise では、次の行を .htaccess に追加できます。

Header add Access-Control-Allow-Origin "*"
Header add Access-Control-Allow-Methods: "GET,POST,OPTIONS,DELETE,PUT"

注: これらは基本的な CORS の指示にすぎません。CORS を実装する前に、開発者やホスティング プロバイダーに相談することを検討してください。

ステップ 2: Litespeed Cache に URL を置き換えるように指示する

WordPress ダッシュボードから、LiteSpeed Cache > CDN に移動します。
新しいサブドメインを使用するように CDN マッピングを設定します。

1. 「CDN マッピングの使用」を ON に設定します
2. 「CDN URL」を cdn.example.com に設定します
3. 「元の URL」ボックスに //example.com/ を入力します。
4. 変更を保存

確認

最後に、ウェブサイトをテストして、すべてが正しく機能していることを確認する必要があります。ブラウザでウェブサイトにアクセスし、サイトのページ ソースを表示して、画像やその他の静的ファイルが cdn.example.com から提供されていることを確認します。

トラブルシューティング

ウェブサイト ソースの URL は置き換えられますが、画像はウェブサイトに読み込まれません。
ステップ 1 を確認し、静的ファイルを提供するサブドメインが正しく設定されていることを確認してください。

ウェブサイト ソースの URL は置き換えられません。

LSCWP の元の URL 設定を確認してください。正しく設定され、WordPress サイトと同じであることを確認してください。

一部のリソースは置き換えられませんが、一部は置き換えられます。

ファイル拡張子を確認するには、LSCWP CDN マッピング設定の拡張子リストを確認してください。

結論

LiteSpeed Cache for WordPress を使用してメインドメインから CDN マッピングを使用して静的コンテンツをルーティングすることは、Web サイトのパフォーマンスを向上させ、サーバーの負荷を軽減する優れた方法です。静的コンテンツをサブドメイン、CDN、または別のサーバーにオフロードすることで、Web サイトの画像、スタイルシート、その他のアセットをより迅速に訪問者に配信できると同時に、これらのファイルの提供に必要な帯域幅とサーバー リソースも削減できます。

参考記事：Litespeed