WordPress本体への貢献(コントリビュート)を始めやすくするためのアプリ「Contributor Toolkit」のバージョン2.0.0が公開されました。WordPressデザインシステムを使った新しい画面、設定ダイアログ、ダークテーマ、10言語への翻訳が主な変更点です。
Contributor Toolkitとは
Git、Node.js、npm、Dockerを自分のパソコンに入れなくても、WordPress本体(Core)の開発環境を用意し、チケットの確認から修正の送信までを進められるアプリです。特に、多くの人が同じネットワークで一斉にセットアップする「コントリビューターデー」(WordCampなどで開かれる貢献の場)での初参加者のつまずきを減らすことを狙っています。バージョン1.2でGutenbergの貢献フローにも対応しており、2.0でもそのまま使えるとのことです。
2.0の主な変更点
- 画面の刷新:ブロックエディターに近いデザインに統一。サイト一覧でサーバーの状態も確認できる
- 設定ダイアログ:テーマ(ライト/ダーク/OS連動/カスタム)、言語、PHPのバージョン、WP_DEBUGとSCRIPT_DEBUGの切り替え、WordPress.orgのユーザー名やGitHubアカウントの設定など
- 変更ファイルの一覧:パッチや pull requestを適用した後、「パッチ由来」と「自分の変更」をフォルダツリーで分けて表示。自分の変更だけを破棄することもできる
- Tracの情報を保持:チケットの概要やステータスなどが、アプリを閉じても残る
- 軽量化:インストール後のサイズが約350MB小さくなった
対応する10言語
チェコ語、オランダ語、英語(カナダ)、英語(英国)、ガリシア語、ハンガリー語、ラオ語、ポーランド語、セルビア語、トルコ語です。translate.wordpress.orgで80%以上翻訳された言語が収録される仕組みで、2.0.0時点では日本語は含まれていません。既定ではOSの言語に従い、設定から変更できます。
日本の読者にとっての意味
日本語版がまだ収録されていないため、すぐに日本語で使えるわけではありません。ただ、WordPressへの貢献に興味がある方にとっては、環境構築の壁が下がる動きです。日本語への翻訳は誰でも translate.wordpress.org から参加できるため、翻訳が進めば将来の収録も見込めます(記事では日本語の予定には触れられていません)。
公式の発表では、実際のチケットで試して、不具合や要望をGitHubのissueやアプリ内のフィードバックボタンから伝えるよう呼びかけています。
出典: Make WordPress Core「WordPress Contributor Toolkit 2.0: A redesigned app, in your language」





